成長期におけるマウスピース型矯正装置使用経過写真

 

最近インターネットなどで筋機能的矯正装置として子どものマウスピース矯正についての記事をよく目にします。マウスピース装置の正しい総称は歯列矯正用咬合誘導装置と言われています。これらの装置はオーダーメイド装置ではなく、個々の歯並びの状態に応じて各種特徴・サイズが設定されている既製型マウスピース装置です。上下一体型の装置であることも特徴です。

様々な会社から商品が発売されており、一般的に(プレオルソ・マルチファミリー・T4K・マイオブレース・ムーシールドetc.)といった商品名で呼ばれる事がほとんどです。

各製品共に、マウスピース装置による良い治療効果のみを発信している感が否めないため、安易な謳い文句の下での使用には注意が必要です。

どのような装置であれ、使用前には必ず歯並びの成り立ちを整理する適切な診査(側貌セファロ=骨格検査や歯型模型検査をはじめとする歯並びの基本的な検査)が必要です。検査も行っていないにも関わらず装置が既に決まっているような事があれば疑問に感じる必要があります。

豊中のなかすじ矯正・小児歯科クリニックでは、適切な診査・診断に基づく治療ステップを経て、歯列矯正用咬合誘導装置(マウスピース装置)の適応効果が期待できると判断された方がきちんと努力すれば、治療効果が発揮されてくると考えています。(適応外の方もいらっしゃいます。)

第一期矯正治療後から永久歯列完成期までの咬合誘導保定装置として継続的に正しくマウスピース装置を使用する事で、将来的な治療負担を軽減できる可能性を高める事ができると感じています。

歯並びと機能(鼻呼吸・舌の位置・口唇閉鎖・良い姿勢)的側面は、表裏一体で密接にかかわり合っています。成長期に矯正治療を受けられるご家族やご本人様にとってプラスの積み重ねをサポートするポイントは決して装置優先であってはいけません。

疑問に感じられることは必ず確認しながら治療を進めていくことをお勧めします。