子どもの矯正

時期ごとに見る
子どもの矯正

1. 乳歯列期の矯正

乳歯列期の矯正の特徴

1歳をすぎる頃から乳歯が生えてきます。乳歯が生えた頃から歯医者さんデビューを考えていきましょう。子育てのお悩みなどを伺いながら、歯並びや噛み合わせにおいても早期に問題を発見・予測し「予防」が可能な場合があります。お子様の負担を最小限に、歯や顎が正常に発育していくことを重視し、今できることを一緒に考えていきましょう。
乳歯列期に反対咬合・交叉咬合が認められる場合は矯正治療の適応を考えます。これらの問題を放置すると、将来的に骨格的なずれや歪みを引き起こすリスクが高くなってしまうからです。お子様の協力がある程度得られる早い時期から床装置や上顎骨前方牽引用ヘッドギア・フェイシャルマスクなどを使って噛み合わせの正常化をはかります。

乳歯列期で主に使用する装置
  • 上顎骨前方牽引装置(フェイシャルマスク+ヘッドキャップ)
  • 上顎拡大床装置
  • その他:歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)など

上顎前方牽引装置による受け口(反対咬合)の治療

上顎前方牽引装置は「フェイシャルマスク」と「ヘッドキャップ」の2つの構造から成り立っており、お家にいる時、主に夜間就寝時に使用します。

1フェイシャルマスク
「おでこ」と「オトガイ(下顎)」に上顎を前方に牽引する支えとなるパットがきます。(シンプルなキャッチャーマスクのような印象です)。
2ヘッドキャップ
ヘッドキャップによって装置がぶれないようにサポートします。
上顎前方牽引装置による受け口(反対咬合)の治療の図
乳歯列期の治療期間・頻度

月1回、約半年から1年程度

治療開始当初は隔週での来院が2~3回。
治療開始に先立って、個々の状態に則したオーダーメイド装置の作製が必要となります。お口の型どりを行ってから概ね1週間から10日で装置が装着されます。その後月1回程度の通院で、約半年~1年程度で治療が完了。(難症例を除く)
治療後は、歯並びや噛み合わせを安定させるために保定装置の使用が開始されます。(個々の状態に応じて保定装置の使用は異なってきます)。保定装置の使用を継続しながら 3〜4ヶ月ごとの定期検診で来院。経過を観察していきます。

およその費用
基本検査費用
12,000
ご契約費用
30,000〜180,000
調整観察費用
3,000円/月

※費用は全て税別

乳歯列期の検査は基本検査のみとなります。
ご契約費用は歯のみ、あるいは骨格的な問題改善を含めた反対咬合治療なのかによって費用に差が生じてきます。(詳細は基本検査を通じてご説明致します)調整観察費用は月の来院回数にかかわらず費用は一律です。装置使用に関してお困りなことがございましたらいつでもご相談ください。
治療後の歯並びの変化はお子さまの個々の成長変化によって異なります。その後の経過観察によって、第一段階/第二段階矯正治療の選択が必要となってくる場合が多くあります。治療後も長期的な観察が必要であることを十分にご理解いただくことが大切です。

2. 混合歯列期からの矯正

混合歯列期の矯正(第一段階矯正治療)の特徴

混合歯列期とは乳歯から永久歯に生え変わる時期のことです。一般的に6~12歳に相当します。永久歯の生え方に関して情報を得ることができるその時期は、あごの骨がまだ発育中でるため、将来の発育や変化を予測しやすく、上下のあごの骨のバランスや、歯とあごの骨のバランスを整えやすい時期だといえます。
子どものあごの成長変化を利用することで、大人になってからの複雑な治療を予防できる可能性をひろげます。しかし永久歯が生え揃い、あごの骨の成長が終わるまで見届ける必要があるため、治療期間が長くなる傾向があります。メリットだけでなく、デメリットも十分理解した上で治療をスタートすることが望ましいでしょう。

混合歯列期で主に使用する装置
  • 上顎骨(歯列)急速拡大装置
  • 下顎歯列拡大装置
  • 機能的矯正装置・下顎前方誘導装置
  • ヘッドギア

など

上顎骨拡大装置/下顎歯列拡大装置の設計

装置設計は状態によって様々です。

上顎骨拡大装置の図

上顎骨拡大装置

上顎骨拡大装置2の図

上顎骨拡大装置2

下顎歯列拡大装置(固定式)の図

下顎歯列拡大装置(固定式)

下顎歯列拡大装置(取り外し式)の図

下顎歯列拡大装置(取り外し式)

混合歯列期の治療期間・頻度

月1回、約半年から1年半程度

治療開始当初は隔週での来院が2~3回
治療開始に先立って、個々の状態に則したオーダーメイド装置の作製が必要となります。お口の型どりを行ってから概ね1週間から10日で装置が装着されます。その後月1回程度の通院で約半年~1年半程度で治療が完了。(難症例を除く)
治療後は、3〜4ヶ月ごとの定期検診で来院。経過を観察していきます。歯並びや噛み合わせを安定させるために、保隙装置や後戻り防止の装置を使用する場合があります。また、口腔筋機能療法(MFT:機能トレーニング)を実施し歯並びや成長発育にとって悪影響を及ぼす癖を根気よく正していきます。装置が外れたら終わりではなく、お子様やご家族の皆様の協力の下で永久歯列完成に向けた良い準備を進めていくことが大切です。

およその費用
基本検査費用
12,000
精密検査費用
40,000
ご契約費用
250,000〜350,000
調整観察費用
3,000円/月

※費用は全て税別

ご契約費用は状態と治療内容によって費用に差が生じてきます。(詳細は基本検査を通じてご説明致します)調整観察費用は月の来院回数にかかわらず費用は一律です。装置使用に関してお困りなことがございましたらいつでもご相談ください。
混合歯列期の矯正治療(第一段階矯正治療)においては、その後の経過観察によって、第二段階矯正治療の選択が必要となってくる場合があります。事前にその可能性に関しては初めの基本検査を通じて詳しくご説明させていただきます。
第一段階矯正治療の目的は永久歯列完成に向けた基礎の準備にあります。前歯をまっすぐ並べたり、審美性を追求した治療ではありません。永久歯が萌出してくるに伴って生じてくる歯列の変化は第二期矯正治療(本格矯正治療)での対応となります。成長変化に伴う歯並びの変化はお子さまの個々の状況によって異なりますので、治療後も長期的な観察が必要であることを十分にご理解いただくことが大切です。

3.永久歯が生え揃ってからの矯正(第二段階矯正治療)

永久歯が生え揃ってからの矯正(第二段階矯正治療)の特徴

永久歯が生え揃ってからの矯正治療は、マルチブラケット装置と矯正用ワイヤーの併用、マウスピース型矯正装置などを使って歯を動かす治療となります。
治療の流れは第一段階とほぼ同じですが、「精密検査」に加えて「顎関節検査」が必要となってくる場合があります。顎関節の運動機能と歯並びを調和させることが求められます。
矯正治療後は歯並びを維持していくために「保定装置」の使用が必須となります。
個々の歯の移動に伴って多少の痛みを感じますが、通常1週間程度で慣れてきます。

第二段階矯正治療で主に使用する装置
  • マルチブラケット装置
  • 矯正用ワイヤー
  • マウスピース型矯正装置

など

第二段階矯正の治療期間・頻度

月1回、1年半~2年半程度

治療開始当初は隔週での来院が2~3回。
治療開始に先立って、個々の状態に則したオーダーメイド装置の作製が必要となります。お口の型どりを行ってから概ね1週間から10日で装置が装着されます。
その後月1回程度の通院で1年半~2年半程度で治療が完了。(難症例を除く)
治療後は、3〜4ヶ月ごとの定期検診で来院。経過を観察していきます。歯並びや噛み合わせを安定させるために、保定装置の使用が必須となります。個々の状態に応じて保定装置の設計や使用期間は異なってきます。

およその費用
精密検査費用
20,000
顎関節検査費用
20,000円(必要に応じて)
ご契約費用
350,000〜600,000
調整観察費用
5,000円/月

※費用は全て税別

ご契約費用は状態と治療内容・難易度によって差が生じてきます。(詳細は第一段階矯正治療を通じてご説明致します)調整観察費用は月の来院回数にかかわらず費用は一律です。装置使用に関してお困りなことがございましたらいつでもご相談ください。治療期間は治療を受けられるご本人様の協力度合いによっても大きく左右されます。(歯の移動を妨げる癖や習慣改善へのご協力、矯正治療を補助する顎間ゴムの使用頻度、ブラッシング状況など様々です。)少しでも早く矯正治療が終了できるように自発的に矯正治療に取り組みましょう。

4.中学生/高校生からの矯正

中学生からの矯正

この時期は、全ての歯がほぼ大人の歯(永久歯)に生え替わった時期です。永久歯の噛み合わせを治す(仕上げる)には、ベストな時期です。歯並びに関しても自分で改善したいと考え、矯正治療に関しての疑問や質問も増えてきます。一方、そのことを素直に表現できなかったりする時期でもあります。大切なのは、自分で理解して治療に取り組む事であると考えます。自らの矯正治療への協力が不可欠です。

歯並びについて考える時大切なのは、個々の成長段階を見極め、問題点を整理し、長期的な視点に立って、治療目標をしっかりと決定していくことです。勉強やスポーツと同様に、頑張れば頑張っただけ良い結果が生まれます。

当院では中学生以上の方は、自分で理解し矯正治療について自発的に取り組むことができる年齢と考えていますので、御本人様のお気持ちや希望にも十分耳を傾け、お話しする機会を大切にしています。少しでも気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

  • (注)下顎の成長が大きいタイプの方(受け口の要素が強い方)は中学生のころからさらなる下顎の成長が予測されます。よって矯正治療開始を成長発育が落ち着いてくる頃(高校生に入られる頃)まで待つことをお勧めする場合があります。

高校生からの矯正

ご希望として高校生活の間に矯正治療を終了させたいというご希望は多くあります。治療期間は個々において異なりますが、通常最低2年程度は必要となってきます。
高校生活の間に矯正治療を一区切りさせるためには、1年生の時からスタートしていかれることをおすすめしています。歯並びについて気になられている時点で、早めにご相談させていただくことをご提案しています。学校生活や部活動などの時間を大切に考え、優先的に予約をお取りしていますので、安心してご相談ください。

万一、矯正治療途中に大学進学などで遠方に行かれることになったとしても、信頼できる矯正治療を専門に扱っている医院へのご紹介といった連携も取らせてもらっております

上の前歯の歪み
(翼状捻転)が気になる

上の前歯の歪みの図1
上の前歯の歪みの図2

このような状態の場合、歯を削ってセラミックなどで人工的に真っ直ぐに歯を入れる治療方法も存在しています。しかしながら、削ってしまった歯を元に戻すことはできません。

これから成人になられる方にとって、長期的な予後の安定とお口の健康管理の視点に立って、歯を痛めることなく歯並びを整える矯正治療のメリットは大きいと考えられます。不可逆的な治療を行う前に、どのような治療の選択肢が存在しているのかを、十分整理する事が大切です。

計画性のない小児矯正にご注意ください

近年、「成長期のうちに早くからあごを拡げておけば、この先抜歯をしなくても歯がきれいに並ぶ」「今から始めないと後ではできなくなる」など、計画性の乏しい安易な謳い文句のもと、適切な検査・診断を行わない、不適切な拡大治療によるトラブルが増えています。

不適切な治療を受けると、数年経過の後に違った形でトラブルが現れてくる事もあります。事実、「歯列を拡げたつもりなのに歯がはえてこない」「口が閉じにくくなり前歯で噛めなくなってきている」などの様々なトラブルを抱えて、当院へご相談に来られる方もいらっしゃいます。

矯正治療前には、骨格や噛み合わせ、永久歯の生え方などを総合的に分析することが欠かせません。現状分析をもとに計画をたてるため、開始時期や治療方法などは個人によって千差万別のオーダーメイド治療となります。
「通いやすさ」「費用の安さ」などの基準だけで選ぶのではなく、「治療の根拠に関するしっかりとした説明があるか」「その場しのぎの治療ではないか」「治療のゴールはどこなのか」をしっかりと説明を受け、吟味して、信頼できる歯科医院を選ぶようにしましょう。

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